子供の頃のお気に入りのカメラ、トプコンユニ。写真を撮るわけではなくただ操作するだけなんだけど、なぜこれが気に入っていたのかは覚えてないけれど、一眼レフのシャッター音がよかったのかもしれない。今に比べて昔の一眼レフって結構音が大きい。久しぶりに触ってみるとなかなか調子が良さそうだ。

戦前から日本光学（現ニコン）と共に日本軍の光学機器を生産し、「陸のトーコー・海のニッコ－」と呼ばれるように主に陸軍の光学機器を受注していた歴史あるメーカー。しかし一般向けカメラの製造は1981年で終了し、現在Topconブランドのカメラは中古でしか見ることが出来ない。

詳しく見てみるとなかなか面白いカメラだ。一眼レフだけどレンズシャッター式でレンズ交換ができる。でもミラーの前にシャッターがあるからフォーカルプレーンシャッターより仕組みが複雑になるような気がする。

各部の動作は問題なかったけど残念ながらプリズム部のミラーに剥離が見られ、レンズもちょっとくもりがあった。
レンズ固定式のPRもあったが、こちらはミラーアップ状態で動かない。どちらのカメラも方共外観はきれいなんだけどなぁ。