スーパーフジカ6

SUPER FUJICA 6
戦前から1950年代ぐらいまで二眼レフと人気を二分したスプリングカメラ。収納時のコンパクトさは持ち運びに便利だった。レトロなカメラの代表的な外観というイメージがある。しかしレンズが大きく移動するというその構造からボディとの連動が難しいのが欠点だった。
1955年発売のスーパーフジカ6は、戦後発売されたフジカ6シリーズの最終型。

SUPER FUJICA 6
連動距離計が装備され、フォーカスリングとボディ側の連動もスムーズ。

SUPER FUJICA 6
フィルム巻き上げはスタートマーク式の自動巻止めとなっている。流線的なトップのデザインは当時のカメラとしては珍しく、多くの人々に使用されたという。

SUPER FUJICA 6
レンズはFUJINAR 7.5cm F3.5が搭載されている。
1960年代に入り、ほとんど発売されていないところを見るとスプリングカメラの時代は終わったという印象がある。でも、現在も富士フィルムがGF670 Professional というフォールディングカメラを販売している。デジタルカメラが主流となり、多くのフィルムカメラが生産終了となる中、中判フィルムカメラとしてはコンパクトという利点が受け入れられているのかも知れない。

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