長屋王の祟り

長屋王墓所
長屋王は飛鳥時代から奈良時代にかけて活躍した皇族で現在は平群の地に眠る。
藤原不比等の死後、政治の主導者として国策を行ってきたが権力を手に入れたい藤原不比等の子、藤原4兄弟との権力争いの末、陰謀によって妻子と共に自殺に追い込まれた。

長屋王墓所
長屋王の自殺後、権力を握った藤原4兄弟だったが8年後に伝染病(天然痘)で次々と死去し、人々は長屋王の祟りではないかと噂されたという。

長屋王墓所
昭和の終わりから平成にかけて、奈良そごうの建設予定地で大量の木簡が出土し、長屋王の邸宅だったことが判明した。奈良時代の貴族生活を知る貴重な遺跡だったが、地元や研究者から保存の声が高まる中、遺跡を埋め戻してオープンした。しかし最終的にそごうは倒産、その後に入ったイトーヨーカドーも9月に閉店予定と長屋王の祟りは今もなお、奈良に生きている。

吉備内親王墓所
長屋王と共に自殺した妃の吉備内親王の墓も近くにある。

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